ご無沙汰しております!本院スタッフの小下です

 

今月に入ってから週変わりでスタッフがブログを書いているのですが、今週は私が担当させていただきます!

 

ブログのテーマを皆で考えていた時に、以前書いていてとても好評だった“今日の一穴”シリーズを復活させよう!ということになりまして、私がそのブログを担当させていただくことになりました。

それで今回は“今日の一穴”を書こうとしていたのですが、、、、、今回は別のテーマでいきます(笑)

というのもですね、先週の金曜日(松本分院長の出勤日)に“今日の一穴”の実技をこの日にやるつもりで「ツボどこにしましょうかね~」と話していた時に、分院長が「古代鍼の散ずる鍼を受けてみたい、教えてもらいたい」と言い出しまして、、、、、結局この日は“今日の一穴”ではなく「古代鍼の散鍼」を院長に教えていただきまして、今日はそのことを書こうと思います!

次回はちゃんと“今日の一穴”を書きますので!

 

ということで今回は「古代鍼の散鍼」についてです

古代鍼については以前“金の鍼と銀の鍼”でも紹介しております“刺さない鍼”で、お子さんや、肌の肌理(キメ)が細かく敏感な方等に主に用いる鍼ですね

散鍼とは古代鍼の鍼尖をつまむような感じで持ち、鍼尖で背中を“トントントントン”とリズミカルに叩く感じの、清熱解毒とか気を散らす鍼ですね。主に小さいお子さんに行う治療法です。

 

この日は木曜日スタッフの曽我先生も参加して、分院長、曽我先生、私が院長に指導、実際に散鍼をしていただきました!

まずは私がモデルとなりまして

体表観察所見を簡単に

腹診:心下と右脾募が沈んでいる

脈診:両寸口の脈が沈んでいる

背候診:R督兪1行に顕著な実の反応

その他:L大敦・隠白圧痛

 

治療後は心下と右脾募、両寸口の脈が浮いて、L隠白の圧痛はとれて、L大敦の圧痛が残りました。

散鍼を受けている時は、“トントントントン”と叩く音の割に叩かれている感じ・衝撃はほとんどなく、とても優しく“ジワーッ”と緩んでいく感じでした。

治療後は少し枯れ気味だった声が美声になったようで「ええ声になったやん」と院長に言われました

どうせなら美顔になりたかった、、、

 

次に分院長がモデルで

体表観察所見

背候診:至陽とL膈兪1行に顕著な実の反応あり

分院長の背中は“ジワーッ”と発汗していて「やりにくい背中やな~」と言われながら鍼を受けてました(笑)

治療後は発汗がピタッととまり「背中全体、特に膈兪ラインがフワッとする感じです」と分院長の感想

 

次に曽我先生がモデルで

体表観察所見

腹診:心下がかなり沈んでいる(自覚としても心下がつまっている感じがある)

背候診:神道がかなり沈んでいる

曽我先生の神道はかなり沈んでいて、尚且つ深いところに熱がこもっている感じ、、、とのこと。曽我先生いろいろと心労があるみたいです(が、そっとしてあげてください、、、)

治療後は心下が浮いてきて「心下がつまっている感じがとれて胸が楽になりました~」

と曽我先生の感想

「食欲出てきました!ラーメン食べたいな~」とも言っていました(午後10時過ぎです)

 

衛気を感じながら

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“トントントントン”

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ちなみに、この写真は後日撮影したもので、このモデルはその時たまたま見学に来ていた山○先生です

山○先生、まだ若いのに肝腎不足傾向と言われてました、、、彼の背景にいったい何があるのでしょう、、、次回乞うご期待!笑

 

 

話を戻しまして

治療後院長に「背中が“スーッ”と爽快な感じがすると同時に背中がフワフワ、ポカポカ温かい感じがするやろ?」と言われ意識してみると、、、確かにそのように感じます!

散鍼は瀉法の鍼なのに、鍼を受けた後に温かい感じがするのは不思議ですよね~、、、と、ここで院長から教えていただいた散鍼をする際のポイントをご紹介!

①散鍼をする際は、衛気を保持しながら、衛気を破らないように熱をとるのがコツ!←ココ重要!

②鍼尖を衛気・体表に当てた時、打鍼と同じように当たった瞬間に引く心持ちで行う

③リズミカルに、衛気・邪気の状況を感じながら鍼をする

なるほどなるほど。衛気を破らないように保持しながら鍼をするから爽快感がありながらも温かい感じがするんですねφ(.. )メモシテオコウ

他にもいろいろと教えていただいたのですが「これ以上は極秘だから書いちゃダメよ」と言われました( ´Д` )ザンネンデス、、、

 

長くなりましたが今日はこの辺で!

 

次回は“今日の一穴”を書きますのでお楽しみに!

 

 

今週のお花

今日のお花 20160526

かすみ草 オレガノディクタムナス クレマチス(ホワイトジュエル)

すずらん パルストリス グロリオサ バラ