2021年がスタートしました。

年男の玄珠堂スタッフ吉住です。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

今年のお正月は地元「浜松」に帰省する事が叶わず。家族でゆっくりとすごしました。

 

 

一日にはお抹茶を立て、和菓子を頂きました。

 

お抹茶を立てる所作の中で自分の肩に力が入っているのを強く感じるのですが、

妻はうまく力が抜けているように見え、実際に抹茶のキメの細かさであったり、

味や香りも私が立てたものと比べ大きな差を感じました。

 

二日目にもお抹茶を立て、妻の抹茶を立てる所作を改めて観察しました。

 

所作全体的に落ち着いており、心と身体の重心が低いのです。

 

また、程良い脱力感。

 

一方、私は慣れない動作であり心も重心も高く力が上手く伝わっていないのだと感じました。

 

この感覚は体表観察や刺鍼時にもあった事を思い出しました。

 

つい、抹茶を立てる事に意識が向いてしまい、出来上がりをイメージ出来ていない。

 

 

鍼においても、鍼を刺す事に意識が強すぎ、抜鍼後の仕上がりをイメージできていない。

 

恥ずかしながら多々ある事です。

 

 

形を守ろうとするあまり、本質を見失ってしまう。

 

試行錯誤して上手く行かない時、院長からのご指導や何気ない一言に気づかされます。

 

 

そして、体表観察に意識している事を実践しながら

抹茶を立てると私の中ではキメが細かく美味しく仕上がりました。

 

やはり心持ち次第で結果は大きく変わるのだと改めて感じました。

 

 

2021年も停滞する事なく、前進して参ります。