今回の発表は打鍼に関するポスター発表、そして、「日本鍼灸の叡智」と題して解説・実技披露をして参りました。

日本で開催されたWFAS(国際鍼灸学会連合会学術大会)は実に23年ぶり。

学生のころ京都の国際会議場で開催された時には世界の鍼灸家に対して、師父・蓮風先生が熱く講演していたのを覚えています。

 

今回、師匠をはじめ、多くの北辰会のメンバーの助けを借りながら日本鍼灸の在り方についてアピールできたことはたいへん貴重な体験でした。

 

世界中の鍼灸家の発表、日本鍼灸の重鎮の先生方の発表からも学びがありました。

 

伝統医学とはいかにあるべきか?

実技セッションにて蓮風先生がいつもの如く聴衆を圧倒しました。

(腰痛を訴えるブラジル人患者を打鍼にて治療し、直後やや改善、翌日には全快。)

 

伝統芸能の如く、古いままに再現すればよい、というものではない。

 

それは時代が違い、気候風土が違い、生活様式が違い、社会情勢が違う・・・そういったことを踏まえた上で、先人たちが遺してくれた精神性に学び「今」目の前の患者さんが言語・非言語的に訴える病状にしたがい鍼灸という手法を発展させ用い、最善を尽くすことこそが、大事だと改めて感じます。

 

詳しいことは木曜日(11月10日)に宮城先生がこのブログで紹介すると思いますので、ぜひそちらをご覧ください。

 

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写真提供:橋本実千代先生<(_ _)>

 

謝辞

このたびは同志の皆さまのご協力のおかげで北辰会はすべての発表において成功できました。深く御礼申し上げます。

またWFAS2016開催にあたり、実行委員の先生方のご尽力は想像を絶するものだったと思います。心より感謝申し上げます。