9月28日(土)より2日間、日本伝統鍼灸学会41回京都大会に出席して参りました。

北辰会としては北辰会メンバー総勢7名が発表。

藤本蓮風代表による特別講演はまさしく圧巻であり、難病治療の症例を数多く示し、「鍼灸はここまで効くのだ!」ということを会場にいたすべての人々に印象付けました。

奥村裕一学術部長は歴代の諸説を踏まえ「伝統鍼灸における経絡かくあるべし」という態度を示し、他のシンポジストを圧倒。

その流れを受け、実技セッションでは、北辰会方式の診察診断~治療の実技披露を行いました。機材等のトラブルが多く不本意な部分もありますが、北辰会方式の概要と対外的には初となる「古代鍼術」を披露し、後日被験者となった学生さんからは、症状がずいぶん楽になったとの連絡をいただきました。

一般口演では、先輩後輩含め4名の北辰会の精鋭が症例を中心に発表。
北辰会の学術レベルの高さと、その有効性を示しました。

大会終了後、京都府鍼灸師会の役員の先生から奥村先生に、

「知り合いの若い先生たちに北辰会の先生方は希望を与えてくださった」

とのお言葉がありました。有難く励みになるお言葉です。

最後に、学会国際部の発表には切実なるものを感じました。

今後は日本伝統鍼灸の世界発信についても真剣に考えてゆく必要が大いにありそうです。

※診療を休みご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。