こんにちは。

 

今年も1月が あっ という間に終わろうとしていますが

分院では、半年後の夏に向けて

せっせと線香花火作りに取り掛かっております。

老舗花火問屋で修行を積み、持続時間が長い線香花火を作ろうと真剣です。

出来の良いモノは、大阪松屋町(まっちゃまち)で販売予定。。。

というのは嘘です(笑)

昔、まっちゃまちに花火を買いに行ったのが懐かしい

 

写真を見て頂いての通り、

これはティッシュで作った【 こより 】なんです。

 

この こより

我々鍼灸師にとって大事な、手の感覚を鍛えるのに

すごく役立ちます!

 

より感の鋭い手をつくり上げるために

私は毎日くるくると、ティッシュを転がします。

 

 

一見簡単そうに見えるこれ。

初めはなかなか真っ直ぐに作れなくて

私の大きな鼻にも突き刺さらない役立たずな出来栄えでした。。。

 

何とか真っ直ぐなこよりを作りたい!

真っ直ぐなこよりを作って、本院長の鼻に突っ込みたい!と、

毎日 本院長のお鼻を頭の中に思い浮かべながら作る事3か月、、(笑)

ようやく、ストレートなこよりが出来始めました。

 

上手く転がらずに力んでしまうと

ティッシュが反発してソッポ向いていくんです。

終いにはティッシュに手のひらで転がされている自分に気付く。

 

手のひらで転がされるのは妻だけで十分です( ̄▽ ̄;)

 

 

新風本院長から何度も色んなアドバイスを頂きまして、

ようやく線香花火の商品として店に出せるような代物が出来始めました

 

このブログでは、ネット販売のご紹介ではなく(笑)

本院長から頂いたアドバイスをいくつかご紹介させて頂きたいと思います。

 

鍼灸師以外の方でもこより作りにハマると

集中力を鍛えられるかもしれません(^O^)

 

先ずは、10に切ったティッシュを1にペラっと剥がしてください。

ティッシュは2枚1組になっていますから、それを1枚にしてください。

 

その1枚のティッシュの端角からクルクルと転がして細長く丸めていきます。

(静止画だと分かりにくいかもしれませんが、こんな感じです)

 

その時に、指に触れている部分だけを意識するのではなく、

ティッシュ全体を意識するんです。

 

これは鍼を持った時に

鍼先だけではなくて、鍼全体そのものを意識するのと同じ感覚です。

 

この時に上手く丸まってこない理由の一つとして

ティッシュが指に触れている所の細かい部分まで気が行き届いていない場合があります。

むやみやたらに力を入れるとティッシュのご機嫌を損ねることになりますのでご注意を(笑)

 

優し~く、包み込むように〜♪

患者さんのお身体を力いっぱい触れる事はしないですもんね。

 

そして、ティッシュ全体を意識しながら

手や腕全体を使うイメージでコロコロ転がしていきます。

 

専門的な話ですと、

手の陽経(手背側)よりも

手の陰経(手掌側)を意識する方が

綺麗な商品が完成します

 

陰の働きには、筋や関節を濡養したり、色艶よく弾力を保つ作用があります。

それと一緒で手掌側の陰経を意識して行うとこよりにも艶と弾力が出てきます。

陽経ばかりを使って転がすと暴走気味(カサカサしていたりガタガタ)のこよりになりやすいように思います。

 

結局のところ

身体全体の余計な力を上手に抜いてコロコロする事

が大事なんだと思いますね。

 

そうこう言っている間に、こより一つ出来ましたでしょうか(笑)

 

 

ちなみに新風本院長の商品は、

凹凸がなく、指で擦るとツルツルしていてコーティング感抜群

 

水も弾くこよりだと巷で有名です!

 

この商品だと湿気にも負けない良質な線香花火が出来そうですね(笑)

 

上手く作れたこより弾力性があり

縦に持つとピンッ!と立ちます

そして、指で弾いてもバネのように立ち戻ってきます

 

カサカサ感がない、弾力性、色艶あり。

やはり陰の働きに似ています。

 

こより作りを毎日すると

掌がフワーッと温もりを感じるようになり

ケンタッキーのカーネルおじさんのような分厚くて柔らかい手になっていきます。

カーネルおじさんの手、触ったことがないんですがそんなイメージです(笑)

それは手に気が集まっている証なんでしょうね。

 

北辰会で一部の先生方に流行っている【 こより 】作りのご紹介でした。

スマイラックス、ガーベラ、バラ、ラナンキュラス、スカビオサ、スイトピー、マトリカリア