こんにちは。
昨日は小便をチビりそうな寒い一日でした。
(始まって早々の下品、失礼いたしました)
時折ビューッ!と六甲山から吹き下ろす【六甲おろし】に身を縮こませます。
そんな寒さを避けて外出を控えてしまいそうです(T▽T;)
最近では床暖房が付いたご家庭が増えていますが皆さんはどのように暖をとっていますか?
我が家では、エアコンをメインに稼働させまして
今年はサーキュレーターも活躍しています。
扇風機に比べて遠くまで真っ直ぐ風を送ることが特徴的なサーキュレーター。
さてさて部屋のどこに設置するかがポイントです。
暖かい空気は上に停滞し、冷たい空気は下へと降りてくる。
天井に蓄えられた暖気を床まで届くように
どの位置にサーキュレーターを置くと、全体の巡りが良くなるのか
家に帰っては毎日思考と試行を重ねています。
高い場所に設置して上から吹き下ろす方が良いこともあれば
下から吹き上げて、上の暖気を下まで循環させる方が良いことも有り。
そんな事を考えながら、
身体も同じような仕組みを持っているんだと気付きます。
サーキュレーターの様に
身体の上部のツボを選んで、下へと気を下げる方法があれば
身体下部の処置で上に偏った気を引き下げる方法もあったりします。
体内のサーキュレーターは五臓六腑すべてだと思うんですけどね〜。
昨日の寒い日の話に戻りまして
我が家は吹きさらす六甲おろしから逃げるように鳴尾浜公園に行ってきました。
それはそれは海風の方が寒かった!笑
鳴尾浜には人気の海釣り公園がありまして
季節問わず多くのファミリーが水面下を泳ぐ何者かと格闘しています。
時には大きめの太刀魚が釣れるそうですよ!
因みに我が家の目的は【釣り】ではなく、【チャリ】の練習です。
流行りのストライダーに娘を乗せようと一汗かいてきました。
海から迫るビュービューという音に、初めは身体がカチコチになっていましたが
娘が乗るストライダーを支える為に太ももとふくらはぎに力が入ると寒さはいつのまにか何処へやら。
全身ポカポカで、無防備な顔だけが涼しく感じます。
あぁ~寒さに勝った!笑
この外気の寒さの事を東洋医学では【 寒邪 】と言います。
この寒邪は下へと向かう性質があり、
エアコンを入れた時に床が冷えているのと同じで下は冷えやすいんですね。
この寒邪に身体が傷られると
下半身にある【 腎 】が影響を受けやすく
それによって身体にはいくつかの症状が現れます。
「 冷えるとトイレが近くなる 」
これもその症状の一つです。
寒くなると尿量が増える理由として、西洋医学的には
発汗量が減るから尿量が増えるのであったり
寒さによる血管収縮が原因だったり
交感神経が活発になる事が原因と言われています。
これらの働きは体温が下がらないよう保つための方法です。
東洋医学でも同じく、
水を外に出して体内の陽気を守るためであり、これは生理作用であります。
ただし一定以上尿意が近くなると、生理的側面から脱して病理的側面に偏ります。
東洋医学では
腎には【 固摂作用 】という、尿などを溜め込む、または調節する働きがあります。
それが寒邪によって腎が傷られる事で固摂機能が低下し
いわゆる【トイレが我慢出来ない状態】に陥るわけです。
このように一定以上尿意が近くなる病理状態を【 腎虚 】といいます。
固摂機能が低下して溜め込む働きが弱っているということです。
逆にいえば、いくら寒くてもトイレの回数が普段と変わらないのは
腎の機能がしっかりしているという事です。
さてさて玄珠堂内で
最もトイレを我慢・・・ぃぇぃぇ、腎がしっかりしているのは誰でしょうか・・
年齢から考えると宮城先生なはずなんですが・・・笑
ちなみに昨日、我が家でトイレが近かったのは妻だったようです
(何となく勝ち誇った顔のワタシ)
この冬、トイレとお友達になる事が増えないように
継続的な散歩や運動で下半身(腎)の強化をしていきたいですね。