とある先生に勧めて頂いて、1冊の本を紹介して頂きました。
その名も「こころの処方箋」
河合隼雄さんが書かれた有名な本です。
日本の心理学者で、日本人として初めてユング派分析家としての資格を取得し、日本における分析心理学の普及・実践に貢献した人です。
こころの処方箋に書かれている最初の見出しは、
人の心などわかるはずがない
とあります。
えっっ!?
この言葉を読んで、私は衝撃を受けました!
これだけ心理学を追求している人が、人の心などわかるはずがないと思っているなんて、思ってもいなかったからです。
もっとこのパターンはこうだ、とか、はっきりした答えのようなものがあるものだと思い込んでいました。
話は変わりますが、
私は、問診では、その人がどんな人なのか完全に理解するようにしないといけないと思っていました。
でも、「なんか違うな・・・でも何が違うのか分からない」とモヤモヤ感と気負いのようなものを感じていました。
河合隼雄さんは、
人の心というのはどんな動きをするのか、わかるはずがないという態度で他人に接しているのである。
と話しております。
一見、冷たいような、そっけないような、そんな言葉に私は感じたのですが、
ただ、この言葉、なかなか頭から離れず、ずっと引っかかっていたんです。
私は本を読んでいる時、理解できない部分やなんか引っかかる部分は、チェックを入れて、あとでもう一度見直せるようにしています。
一冊の本を7回は読んだ方がいいよ、と聞いたことがあったので、実践するようにしています。
改めて冷静に自分を見ていると、分からないことはいけないことだと思い、“理解したつもり”でいる自分にも気付くことができました。
そして、この“理解したつもり”は余計な力みを生み、見えるべきもものも見えなくなっているのでは…
こういったことを1つ1つ整理していくと、不思議と気が降りて、視界が開けてすごく心が軽くなりました。
まさに、こころの処方箋!!
ありがとうございます(^○^)
また河合隼雄さんの好きな言葉に、
ふたつよいことさてないものよ
というのがあります。
ひとつよい事があると、ひとつ悪いことがあるとも考えられる、ということです。
これも、最初はあまり気にせず、さっと読んだところだったのですが、何回か読み返していくうちに、じわじわと心に響く言葉です。
語呂がいいですね♪笑
私はすぐ見聞きしたものの影響を受けるため、即実践したくなります!(笑)
これを実践している時は余裕ができるのでしょうか、楽しくて、悪いことがあったとしても心の準備が出来ているためか、それほどストレスに感じなくなりました(●^o^●)
我ながら素直な性格・・・笑
本はその人の考え方が凝縮されていて、本当に勉強になります(^^)
これからももっとたくさんの本から学ばせて頂きます。
ではでは♪
今週のお花
スプレー菊(カリメロ) チョコレートコスモス トウガラシ スプレー菊(フェリーpon)
あじさい(モヒート) バラ(エロス) ガーベラ カーネーション
オンシジューム アイビー ユーカリ