1/20より節気は『大寒(だいかん)』に入りました。
小寒から立春の前日である節分までが”寒の内”と言われ、
この時期に寒中水泳や、武道では寒稽古が行われます。
大寒の時季は一年で最も最低気温が記録されやすいです。
先日も例外なく、大寒波がやってきて
各地域に様々な影響を及ぼしましたね(・_・;
暦上ではもうすぐ立春がやってきます。
少しずつ陽の気が入ってきているとはいえ…まだまだ気を抜けませんね!
冷えにやられ、カゼをひきかけの患者さんも最近よくみられます。
不調を感じる前に、はやめにいらして下さいね!
さて、冒頭で言ったように
節分の後に立春です。
節分とは字のとおり”季節を分ける”ことを意味し、
元々、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。
なぜ、立春の前日だけが着目されて現在に至るまでその文化が続いてきたのか?
季節の変わり目は自然の変動と共に、身体の変動も起きやすいですが、
冬から春への移り変わり…
つまり陰から陽へ転化する時季は特に変化が大きいです。
そして今もそうですが、まだまだ厳寒も続きそうで…
この寒さが堪えてちょっとしたカゼから病につながったり、
体調不良を起こしやすくもあります。
これを昔の中国では「疫鬼(えきき=中国に伝わる鬼神或いは妖怪)が民に病や災禍をもたらす」と言っておりました。
そこで疫鬼を駆逐することで、災いを退け
古い年を送り、新たな年(新春)、春の陽気、吉福を内に迎えたわけですね。
※『後漢書 礼儀志長』に記載
このような文化が日本にも伝わり、
現在の節分に至っているのだと思います。
邪鬼(邪気)を払って福を迎えるわけですから、
まさにあの「鬼は外、福は内」の掛け声はここからきているのではないでしょうか?^ ^
さてさて、当院では豆ではなく
鍼や灸で以て邪気を払い、
福を迎えられるようにしております。
先週くらいに一度、少し春めいたように気温が上がった際に…
目眩や、頭痛などの上部の症状が出る方がチラホラいらっしゃいましたね(・_・;
(春は様々な草木が芽吹くように、気のベクトル上方向になり、上部の症状が出やすくなります。花粉症も然り)
今週もまた冷え込んでいるので、この寒さを抜けた時が再び気をつけねばならないですね。
疫鬼にやられぬよう、
気持ちよく春を迎えられるように
少しでも身体の変化を感じましたら
お気軽にお伝え下さい。
節分が近づくと…院長の
「鬼は外、福は内!」が
聴けるかもしれませんよ…( ̄▽ ̄)/
現在、受付にて福豆を始めとしたお豆さんを配っております!
歳の数は…逆に食べすぎになりますので(寧ろ罰ゲームレベル?笑)
ほどほどに頂いてください^_^