こんにちは。
11月22日、(一社)北辰会の関東支部研修会に参加してきました。
午前は佐藤達也先生による臓腑経絡学【肝・胆】の講義。
丁寧で分かりやすく、改めて勉強させて頂きました。
午後の前半は、午前の応用編にもなる竹下有先生の経穴解説【肝・胆・心包・三焦】。
竹下先生は攻めの講義(笑)
『 鍼灸師がツボや臓腑経絡を勉強せずに鍼を刺すのは
医者が内臓を勉強しないでお腹を切開するのと同じだー! 』
(ちょっと違う言葉だったような気もしますがこんな感じでした笑)
と、喝破されました。
同じツボを使っても、刺鍼する術者によって効果が違うのは何故か。
それはツボ一穴に対する知識やイメージを術者がどれだけ持っているかで変わってくると。
ホントそうです。興奮しました!!!
午後後半は、副代表であられる 新風本院長の特別講演 【刺鍼実技】。
定期研修会でもなかなか見れないのがこの刺鍼実技です。
学生さんも沢山見に来られていました。
百聞は一見に如かず、です。
本院長は東京研修会でどの様に実技をすると分かりやすくお伝えできるか、
悩みに悩み寝る間を惜しんでお酒を飲んで思考されていました。
私も刺鍼モデルとなって研修準備のお手伝いをさせていただきましたが、
本院長の刺鍼を受けて感じた事は
一穴の刺鍼への集中力。
ツボ、身体全体から気を読み取り、刺鍼するのがどれだけエネルギーを使う事か。
人が持っているエネルギー【気】を鍼で調整するということは、
ホントにエネルギーが要ることだと感じました。
いやはや、関東支部研修会、学と術の両方を学ぶ充実の1日でした。
それともう一つ学びになったのが、弾けるという事。
どの先生も臨床家として弾けまくってます!
竹下先生ばりに弾けるのは性格上、ちょっと無理ですが笑
臨床をやる上でもっともっと自分自身を弾けさせたいと感じました!
何というか、今回自分の中にあった見えない壁が見えてきました。
というより、その壁はずっと目の前にあったんですが、
見つめる事を避けて、
自分の視界に入るか入らないかの角度に置き続けてきたんです。笑
具体的な説明はできませんが
ついにその壁と正面からぶつかる時が来たと。
学と術は、漆を上塗りして深みのある艶が出るように、時間をかけて身に付いていきますが、
心は、自分次第で一瞬にして変わるもの。
もっともっといろんな角度から治療出来る臨床家になる為に
まつけん鍼灸ストーリー、次章入りまーす!!