私ごとですが、先日子供が産まれたんです。

 

友達の親バカぶりを見ては笑っていましたが、今度は自分がそうなってしまいました(笑)

 

分娩室に入り6時間…僕も同室して出産に立ち会いました。

お母さんというのは長時間痛みに耐えて、 ホント凄いっす!!! と感動しながら、

 僕は 川嶋朗先生の本を読んでいました(笑)

 

しつこく励まされるのも邪魔かなって思ったんで… ( ̄ー ̄;ヒヤリ

 

私ごとはさておき、

この川嶋先生の本が面白かったので紹介させてもらいます~

 

「 患者力のすすめ 自然治癒力を高める42の知恵 」

 

 

という本で、 

 

川嶋先生は医師であるにも関わらず、

医者にかかる事を減らそう。薬を飲むことを減らそう。

 

と考えておられます。

同業者を敵に回しかねない言葉ですよね(;゚Д゚)

 

そこまで言う理由にはこんなことが一つあるみたいです。

患者さんは自分の病気を全て “医師に丸投げ” 状態で病院へ来る。

 

「 病気になりました。

         治してください。 」 と。

 

病気を治すのはもちろん医師ですが、

 

病気になった身体の事を一番知っているのは、 “患者さん本人” であって、医師ではない~。

 

と書かれているんです。

 

この先生の興味深いところ。

医師は治療のプロ。患者さんは自分の身体のプロ。

 

この先生、来られた患者さんに、 “なぜその病気を治したいのですか?” と聞く。

 

医師から直接そんなこと聞かれたら

 

『 へっ!? 

 

ってなりますね。

“病気になったから病院に来たんです!” ではなくて、

その病気によって生活しにくいから、生きにくいから治したい。だから治療に来る。

 

医師は病気を治すお仕事ですが、何故その病気を治したいかと聞かれるそんなお医者さん、お会いしたことなかったです。

 

川嶋先生は、

 

病気ならないように患者さん自身が意識を高めていくことを訴えておられます。

 

病気したから治療、ではなしに、

 

病気した原因は何か。

 

その根本原因を変えないと同じような病気にまたなる、

それを踏まえての治療。

 

そんな風に

病に犯されないような身体へ。薬で対処ではなく、

根本的に治そうとされる川嶋先生です

 

根本原因とは…

普段の生活の中に原因があるわけです。

 

食生活、仕事や家庭など様々なストレス、過労などなど。

 

これって東洋医学的な考え方と共通しているんですよね~

 

先日来られた患者さん。

 

“やっぱ、イライラした時に痛み出てますわ~。

穏やか~に♪、穏やか~に♪♪”

 

って笑顔で仰っていました。

悪化の原因に自ら気付かれるお姿に、僕自身が勉強させて頂きました。

 

この伝統鍼灸と同じように、病気になる原因を考える、

 

 

そんな川嶋先生の本に感動いたしました!

 

莉希(りの)と言います。これからよろしくお願いします。