こんにちは土曜スタッフの岡田です。
だんだんと朝晩が涼しくなり秋らしくなってきました。
新米に、栗に、マツタケに…
秋の味覚満載のこの季節は
実は漢方の薬剤が多く実る季節でもあります。
玄珠堂に研修に来られていたドクターの笹松先生に
「秋の季節だと漢方の生薬が食べられるかも…!」と
今回の武田薬品植物園ツアーにお誘いいただき、
私はじめ玄珠堂のメンバーと一緒に同行させていただきました。
『タケダ漢方』は有名ですね☺
実は京都の叡山電鉄沿線の山に植物園があります。
希少な薬用植物の保護・保全の観点から、通常は一般公開していない場所です。
園内に入るとたくさんの植物が植わっていました。
そして漢方の生薬だけでなく
ハーブ園や一般家庭薬草コーナー等、
植物によって様々なブースに区分され管理されていました。
特にハーブは隣合わせで植えてしまうと種が交わりやすいとのことで
地中に鉢植えを埋めて根が混ざらないようにしっかりと“種”が管理されていました。
ツアー途中で“生薬”や“実”を試食をさせていただきました。
・花椒
・天文草
・山茱萸
・肉桂
・呉茱萸
・センブリ
・大棗
・地黄
他にもたくさん味見させていただきました。
味はおいしいものもあれば刺激が強すぎるものも…(笑) 🤣💕
なかなかのチャレンジ精神が必要かも(笑)
私は全ておいしくいただきました☺
花椒・天文草・呉茱萸・センブリはなかなかのビリビリした味や苦味でした。
後に地黄を食べると超絶においしかったです😁💕🙌
注:“ふくちやま一号”の間違いです👆
地黄は三種類あり、その中でも効率よく栽培収穫できるように品種改良されたものが
『ジオウふくちやま一号』
本来の地黄は根が細い。(収穫量が少ない)
そしてもう一つの地黄は根のふくらみが地中深くできるもの。(収穫しにくい)
このふくちやま一号は地中で比較的浅い位置に根のふくらみができる種だそうです。
収穫しやすいように品種改良を重ねた努力の結晶なのですね(; ・`д・´)✨すごい。
次は釣藤鈎という生薬👇
漢方に使われる部分は木の部分すべて使えるそうですが
特に鈎(カギ)の部分を使用するそうです。
生え方にも法則性があり実に興味深い💖
肉桂を“しがむ”とシナモンの味がしました。
京都✨八つ橋のニッキ味ですね🙌
有名な“附子”別名“トリカブト”
毒がある薬草は鍵付きのフェンスで囲まれて厳重管理されていました。
今年は夏が暑すぎ&直射日光が苦手な植物なので花が咲かない可能性があるのだとか。
植物の管理は難しいですね🤷♀️
社会人の味方のウコン☆
ウコンも多種あり驚きました。
夏ウコンはもはや色が緑で驚きです😁
院長が患者さんにお勧めする“クコの実”はまだ甘みがなかったです。
干すことによって甘みが出てくるそう。
ハトムギ=ヨクイニンは名前の通り
はと麦で鳩が食べにくるそうです(笑)
一般漢方製剤で使用頻度が高いランキング順に植物が植えられていました☺
展示方法にもこだわりやユーモアが感じられます!(^^)!💛
柴胡はきれいなお花畑でした☺
この白朮(オケラ)の花は薄いピンク色でした。
白色のはずなのになんで???
理由は「オケラの種が混じってしまったから」とのこと。
職員さんが種の管理・保存の難しさを教えてくださいました。
“イヌサフラン” “イヌハッカ”とあるように、共通の謎ワード「イヌ」
この「イヌ」ワードが名前につくと
同じ種の中でも香りや効能が“劣る”という意味になるのだそうです。
皆で葉をちぎって香りを比較したり
楽しく植物の写真を撮影したり。
と或るブースでの笹松先生
「実に面白い」の“ガリレオポーズ”いただきました🙌😊
こちらは漢方の方剤ごとに生薬が植えられ展示されていました。
こうしてみると様々な生薬が組み合わさっていることがわかります。
エントランスには様々な資料や展示品があり、大変学びとなりました。
有名な解体新書の資料もありましたよ🙌
長編にお付き合いくださりありがとうございました。
まだまだ写真や教えていただいたことがあるのですが…
え?もうお腹いっぱいですって??(笑)
おしゃべりなものですみません😂😂😂
割愛させていただきます(笑)
また植物園に行かせていただく機会がございましたら
ブログにて紹介させていただきたいと思います。
最後に📸
帰りに皆でティータイムしました☺💕
笹松先生の娘さんがたくさんお話してくれて皆メロメロ💕
パパ松先生もレアでした✨(笑)
笹松先生はじめタケダ薬品植物園の職員の皆様
ありがとうございました。
それではまた👋☺