こんにちは。

スタッフ:下城です!(^^)!

 

本日9月29日は「満月」であり、

「中秋の名月」であります。

 

中秋の名月を、

「十五夜」と聞き慣れている方も多いのではないでしょうか?

月は、新月から満月まで15日かけて少しずつ満ちていくことから、

旧暦では新月の日から数えて15日目の夜を

「十五夜」

と呼ぶようになったそうです。

 

最近、

「玄珠堂のカレンダーに「満月」「新月」書いてあるけど、どんな意味があるんですか?」

とよく聞かれることがあります。

 

今回は簡単に

“下城的解釈”

による説明させていただきたいと思います。(笑)

 

 

~満月の夜~

・人からオオカミへと姿を変えてしまう―人狼(オオカミ男)

・ウミガメの産卵が多い

・街では犯罪が増える?

・出産が多い!?  etc.

 

未だに統計学や科学的には

解明されていない部分も多いようですが、

世界中では様々な研究がおこなわれており、

有意差が出ているものをあるようです!

 

東洋医学的には3000年前から…

 

”月始生、則血氣始精、衞氣始行。月郭滿、則血氣實、肌肉堅。“

 

 “月生無寫。月滿無補。月郭空無治。是謂得時而調之。”

 

 

※黄帝内経・素問「八正神明論篇(二十六)」の一部

 

下城が意訳すると…

 

月が生じ始めると、

気血が徐々に盛んになり、

身体を守る気が良く巡り始める。

 

月が満ち「満月」になると、

気血は充実し肌肉が十分に養われる。

 

月が生じ始める時、瀉法(攻めの治療)はせず、

「満月」では補法(守りの治療)はしません。

「新月」のときは治療しません。

 

これがいわゆる

天の気に従って気血を調える法則です。“

 

と説いております。

 

月の満ち欠け、

気・血ついて述べ、

気血の量によって治療方針が異なること。

自然界の変化と身体の変化することを認識し、

治療を変えていたことがわかります。

 

こういった内容を踏まえ、

玄珠堂でも時節や患者さんの日常生活・お身体の変化を

感じとりながら日々鍼灸治療を行っているわけであります(^^)

 

前回の院長のブログ

にもありましたが、

“天人合一”

人間は自然界の一部であり、

天地自然と生体が合致するように導くのが鍼灸治療であります。

 

“鍼灸”

は怪しいものではありません。

 

お身体を通じて西洋医学の検査や数値、

診断結果だけではわからないことを繊細にキャッチし、

東洋医学的な病因病理を明らかにして治療を行います。

 

だからこそ、

“西洋医学では効果がない病”

に効果がある場合があるのです。

 

日々、忙しく過ごす現代人。

 

今晩はゆったり空を見上げて、

是非、

「中秋の名月」

を感じ取ってみてください。

 

素敵な週末をお過ごしください(^^♪