10月24日~25日の2日間、日本伝統鍼灸学会(東京大会)に行ってきました。
新幹線で新大阪から東京に向かったんですが、発車時刻ギリギリで駆け込み乗車。
ホッと息をついた、そこは14号車で…
私の席は1~3号車…。
真逆の車両に乗ってしまいました(笑)
先頭車両を目指してほぼ端から端まで歩きました。
新幹線、長…。
お蔭さまで グリーン車 → 指定席 → 自由席 と移動する中で
車両によって異なる空気を感じれました。
グリーン車は、穏やかで悠々たる空気。
メシをがっついている男性がいても穏やかな空気が流れています。
指定席は、賑やかで溌溂たる空気。
遊びに行くぞー!!って感じです。
そして自由席。
すこしピリピリした空気。
これは座席の取り合いの空気なんでしょうか。
「 ここ、座ってもよろしいですか? 」の言葉がやや甲高くなってしまいました(◎_◎;)
やっぱり気って動いてますー。
さて本題の日本伝統鍼灸学会ですが、他流派の治療法や考え方が学べて
ほんと楽しかったです!
課題研究や症例発表、学生セミナーなど色々ありまして
(一社)北辰会からは奥村先生、原先生、竹下先生が講演され、勉強させて頂きました。
2日目午後には各流派代表による実技講演があり、様々な刺鍼技術を見ることができました。
滑らかな刺鍼技術に会場全体が食い入る時もあれば、大胆かつ高度な鍼技に一瞬凍りつく時もありました。
実技講演の大トリを務められたのは藤本蓮風先生です!
ただただ圧巻の鍼技術。
披露された鍼技術は、刺さない鍼です。
皮膚に当てるだけの鍼もあれば、翳すだけの鍼もあります。
その技を受けられたモデル患者の治療前後の変化を見て
会場内からは驚きと歓声の拍手が沸き起こりました。
新幹線内の気の動きよりも
もっともっと大きな動きで、まさに風が起こったような感覚。
気を動かす量や大きさや深さは治療家によって違います。
当然、学術ともに磨き上げる中で気の動きに敏感に感じられるようになると思うのですが
それ以上に、
治療家の【器・度量】によって
気が動く大きさは変わると思っています。
人格 を磨く
私自身のテーマです!ワラ
目の前に立ちはだかる悩みや傲慢の壁に背を向けず
正面からぶつかり
しかも、本気でぶつかりまくって
本物の鍼灸家になりたい
と、蓮風先生の実技講演を拝見して感じました。
常に最高の能力が発揮できるように、気合いが入った2日間でした。
と言いつつも、帰りの新幹線は爆睡でしたが(笑)
帰りは木枯らし1号。やはり風は起こっていた。。