気がつけばもう2022年も終わりを告げようとしています。

 

もうすこし早くブログを、と思ったのですが、12月に入ってから私事であれこれと忙しくしており、

年末のご挨拶ということになってしまい、失礼いたしました。

 

世の中は今年もCOVID-19に翻弄された1年ではありましたが、

徐々にコロナ以前の生活を取り戻すことが出来てきた面もありますね。

私が代表を務める鍼灸研究会の(一社)北辰会、また、各種学会も対面の学術集会の開催を再開しております。

 

さて、ワクチンの普及も大事なことだと思いますが、

私どもの東洋医学の視点ではやはり個々の正気(≒免疫力)のポテンシャルこそが重要であると考えます。

 

このことは、「治未病(未病を治す)」という考えにもつながっております。

 

“是故聖人不治已病.治未病.不治已亂.治未亂.”

『素問』四気調神大論

 

“昔の優れた方はすでに病んでから状態を治療するのではなく、

未だ病に至っていない段階において生体の微妙な歪みを把握して治療し、発病させるようなことはしない。”

(新風意訳)

 

全人的に“ヒト”を把握し、個々の生命体における歪みを常に自然界と一致させるよう治療し、

望ましい生活の在り方についてまた個々にアドバイスをする。端的にいえば、これが私どもの仕事であると考えております。

(食養生や睡眠のとり方など、五月蠅いほどにアドバイスいたしますが、どうかご理解くださいませ<(_ _)>)

 

その歪みを読み取る四診の話はまた来年ぼちぼちご紹介していきたいと思います。

 

最後になりましたが、今年1年、有難うございました!

2023年はよりいっそう素敵な一年にして参りましょう!

 

 

 

 

 

 

12月4日 ウインクあいち(名古屋)にて日本鍼灸師会全国大会にてお歴々の先生方と

「ヒトを診る」というテーマでシンポジウムの論者として登壇させていただきました。

 

左から、

伴信太郎先生  中津川市地域総合医療センター センター長

愛知医科大学医学教育センター 特命教育教授

馬場道敬先生 経絡治療学会 副会長 回生塾(日本経穴研究会)会長

馬場回生堂鍼灸療院 院長 公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会 顧問

寺澤佳洋先生  長崎県南島原市 口之津病院 総合診療科 県立島原病院 勤務

藤本新風  一般社団法人 北辰会 代表理事 藤本玄珠堂 院長

 

詳しくは(一社)北辰会のブログをご覧ください。

https://hokushinkai.info/news/archives/2022-12-16.html