先日、玄珠堂でミーティングがあり、玄珠堂としての在り方、方向性などを改めて確認する機会がありました。
その中で「直感と直観」の話が出てきました。
直感とは、感覚的に物事を瞬時に感じとることであり、「勘で答える」のような日常会話での用語を指す。
直観とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式。
(ウィキペディア参照)
簡単に言えば、直感は感覚的に物事をとらえることで、直観は今までの経験や知識を通して論理的に物事をとらえることだと思います。
直感も重要ですが、まずは直観に重きを置くことが大事。
しっかりと学問に励み、知識、理解、経験を深めることで直観を磨き、直観を磨くことで直感力も鋭くなると考えております。
東洋医学は“気”というものを外しては説明ができません。
でも“気”って聞くと感覚的なニュアンスが先行して「うさんくさいなぁ」「よくわからない世界だな」って思うこともあると思うんです。
個人的には大好きなんでそうは思いませんが(笑)
結果的には気を動かすことによって病は治っていくのですが、その過程・変化を理論的に言葉にして、「現在どういう状態でなぜ治ったのか」を理解できれば、納得できるし安心しませんか(^^♪
直感に裏付けされた理論なので、すべてを言葉にするのは限界があるかもしれませんが、たくさんの方々と意思疎通をする中で、論理的に言葉にすることに大きな意味があると私は思います。
最近WHOが鍼灸を医学として認めましたが、特にこれから鍼灸をより医学として確立するためには理論が必要だと感じます。
理論を共有して、一人でも多くの方が救われれば本望です(^^)
そのためにも、もっと勉強しないと(‘◇’)ゞ
また、ミーティング後は院長に実技もご指導頂きました。
私はご指導頂くときに「どう見られるか」視線に気になって、集中できない癖があります。
普通にいつも通りすればいいのに、緊張しちゃいます(‘ω’)
なんで視線が気になるのか。。。
ミーティングでは、他に「メタ認知」の話が出てきました。
メタ認知とは、人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。
そこでメタ認知~(^o^)/(ドラえもんの言い方が頭に浮かぶのは私だけ?(笑))
いつも通りにしていることがちゃんとできているのか、と考えたときに、即答できない自分もいます。「なんとなく」だったり、ある意味、「直感に逃げている」こともあるように思います。そもそもできていないんですね!
院長が「今」を見て、ご指導頂いているのに、意識は違う所にありました。
これって、すごく失礼ですねm(__)m申し訳ございません。
また、自分が指導する立場だったら指導しにくいだろうなーとつくづく思います。
指導しやすい人って、素直な人だと思います。
素直じゃない自分、素直になれない自分はどこからきているのかなと考えると、「認められたい」、裏を返せば自分の存在意義を他人に依存させていることに気付くことができました。
緊張して余計な力が入る原因に少しずつ気付いてきましたが、
もともと無意識に人の評価に反応する癖がついており、また急に今までのスタイルを崩すのは怖い自分もいます。
でも、もっと鍼が上手くなりたい!と思って考えている時に、今の壁にぶつかっているので、超えるべき壁なんだなとも感じています。
毎日、メタ認知を意識しながら、当たり前だと思っていた不自然な自分に気づいて、力むことなく自然な鍼をしたいと思います。
今週のお花
コデマリ、アリウム、チューリップ、スイトピー、バラ(カーマインクラシック)
スプレーカーネーション、ラナンキュラス、ブルースター、ガマズミ