みなさん、こんにちは。

3月もいよいよ後半に突入し、会社も学校も出入りが活発になる時期。

 

自然界でも春の陽気がますます旺盛になり、河川敷の桜並木からは

表に出ようとしている淡いピンク色の蕾が見られます。

 

この自然界の陽気に合わせるように、人の身体も表に出ようと、

皮膚が赤くなった湿疹や蕁麻疹で来られる患者さんがいらっしゃいます。

 

一見、身体が悪くなったように見えても、

寒い時期に体内深くに閉じ籠って抜け出せなかった邪気が

春の陽気と共に浅い部分に浮いてきている場合があるのです。

 

この様に東洋医学的思考が常日頃からめぐるようになった事が、私にとって楽しい限りです。

これは藤本玄珠堂で修行させて頂くなかで自然と身に付けられる様になったんですねー。

 

そんな松本から大切なお知らせがございます。

 

突然ではございますが
私、松本は2019年3月いっぱいをもちまして、玄珠堂グループを卒業致します。
これまで玄珠堂の武庫川分院として、患者さんや地域の方々にご愛顧頂いてきましたが、
武庫川分院は3月末で閉院となり、4月1日からは引き続きこちらの同じ場所で、
新たな鍼灸院 【 鍼灸 津々堂(しんしんどう) 】 として出発することになりました。
藤本玄珠堂本院(和泉市)とブリーゼ院(西梅田)におきましては
引き続きこれまで通り診療致します。
またブリーゼ院におきましては、藤本新風本院長の診療を以下の通りに予定しております。
第1・第3水曜日の15:30〜19:00
第1~第4金曜日の11:00〜12:30
引き続き藤本本院長の診療を希望される方は、誠に申し訳ありませんが本院または
ブリーゼ院での受診をお願い申し上げます。
松本の診療を希望される方におかれましては、藤本本院長より引継ぎを行いますので
ご安心ください。

 

この5年間、新風本院長のもとで修行させて頂きました事で、これ以上ない経験を積む事ができました。

(釣りも含めて 笑)

 

何よりも私が大事としていることは【師事する】ということ。

このご時世、なかなか師を持つ社会は多くないと思います。

北辰会の蓮風会長や新風代表、その他諸先輩がたの鍼灸院で、

喜怒哀楽すべてを含めて修行出来る環境がある事は、大変貴重な時間で有難いことです。

 

「いずこの世界であれ、ひとたび決めた師弟の道に行きぬく人の姿は美しい。

 また尊く、常に新鮮な向上の人生となる。

 動物にも親子はある。兄弟もある。夫婦や友人もあるかもしれない。

 しかし、師弟という絆は人間だけのものである。

 ゆえに師匠なき人生は、人間としてあまりにもさびしい。

 師を慕い、師に近づこうと努力し続ける心こそが、自分自身に限りない成長をもたらす。」

 

このような言葉を読んだ事があります。

 

これからもさらに自らを磨き、来院される方々が病苦から解放され、

歓喜に満ち溢れる生活のお手伝いを目指して診療に臨んで参ります。

 

最後に、みなさま本当にこれまで有難うございました。

 

伝統鍼灸玄珠堂 武庫川分院 松本賢一

ある意味、私の師匠(笑)