『素問』金匱真言論篇より

 

平旦至日中、天之陽、陽中之陽也。日中至黄昏、天之陽、陽中之陰也。合夜至鶏鳴、天之陰、陰中之陰也。鶏鳴至平旦、天之陰、陰中之陽也。故人亦応之。

 

平旦~日中(6~12時)は、陽中の陽で、陽気を補うにはもってこいの時間といえます!

気虚や陽虚の方の治療にはこの時間が適しているといえますね(^^)/

また、補中益気湯など、補気を意識している漢方薬は、この時間の服用が効果的です。

合夜~鶏鳴(18~24時)は陰中の陰で、陰血を補うには向いている時間帯ですね!

血虚や陰虚の方には、この時間帯の治療が適しています(^^)/

枯れてお水が欲しい私にはゴールデンタイム(^0_0^)笑 なぜか心神が充実している時ほど枯れ感が大きい (‘;’)笑

六味丸など、補陰の方剤は、この時間帯(就寝前)が効果が高いです!

ちなみに、当院では患者さんのご予約をお取りする際は、こういった体質を意識して、できるだけより適した時間帯をお勧めするようにしています(*^_^*)

 

 

さて、昨日から大阪も梅雨入りしましたね(>_<)

梅雨は湿気が増えてジメジメし始めます。

湿気が増えると、主に消化吸収や代謝を主る「脾」を傷めやすく、食欲不振など胃腸症状や、身体が重だるいといった倦怠感が出やすくなります。

 

脾といえば、『脾胃論』で有名な金元四大家の一人、李東垣!

上記にも出てきましたが、補中益気湯を考案したのも李東垣と言われています。

 

この話の続きはまた次回に♪

今週のお花

あじさい、バラ、トルコキキョウ、スプレーカーネーション、アストランチャマヨール、ビバーナム