最近、たまたま手に取った「菜根譚(さいこんたん)」を読んでいます。
「菜根」は葉っぱの根っこを指し、「譚」は話という意味で、
直訳すると葉っぱの根っこに関する話ということですね!(^^)!
中国明代の洪応明という人物が書かれた著書です。
「かくあるべし!」と社会的にまとまっていくことを説いた儒教
「人間は本来自由なものなんですよ~」と説く道教
そこにインドから伝わった仏教
この三つが融合してできたのが菜根譚です(#^.^#)
その中の一つに、
徳者才之主、才者徳之奴。有才無徳、如家無主而奴用事矣。幾何不魍魎猖狂。
「人格が主人で才能は使用人にすぎない。才能に恵まれていても人格が伴わないのは、主人のいない家で、使用人が我がもの顔に振る舞っているようなものである。だから化け物が出てきて騒ぎまわっても何の不思議もない。」
ふむふむ”(-“”-)”
鍼灸でも同じことが言えると思います。
主従でいうところの、人格が主で、技術が従。
ここを間違えて技術ばかり追い求めるとダメですよ~って言われているように感じます。
技術を使いこなすには、相応の人格が必要ですよ~ってことですよね|д゚)
ってことは人間を磨けば才能が寄ってくるってこと!?( ゚Д゚)
ちなみに人間の磨き方も菜根譚には多く記載があります!(^^♪
もう一つ掘り下げると、
理論的な治療(人格)、感覚的な治療(才能)も主従になるかなと思います!
鍼灸師なりたてほやほや時代は、理論なんているのか、治ればそれでいいんじゃないのかと理論を粗末にしていました。
なんとなーく治して最初は満足していましたが、今度はなかなかよくならない患者さんがどんどん増えていきます。
技術がまだ足りないんだと自分に言い聞かせていましたが・・・
これって技術(使用人)のせいにしているのと同じですよね( ;∀;)
すると個人的な体験ですが不思議なことに感覚が悪くなってくるんですよね( ;∀;)
(使用人が呆れ顔でそっぽ向く感じですかね(‘;’)笑)
しかもなんか楽しくない!!笑
だからこその理論!!!
勉強してるぞ!病を理論的に見てるぞ!って姿勢を常に持っておかないと(^^♪
ということを感じて、甘ったれながらも勉強に励む私でございます(‘ω’)ノ笑
講学不尚躬行、為口頭禅。
「学問を学んでも自ら実行しなければ、口先だけの学問に過ぎない。」
王陽明が唱えた、陽明学でいう「知行合一」を目指しなさいってことみたいです(‘◇’)ゞ
※知行合一
知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。
理論ばっかりでもだめってことね!
・・・どっちやねんって感じですよね( ゚Д゚)(笑)
どっちやねん!!!(笑)
でもこうやってブログを書くことも、発信(実行)になりますよね!!
そういう意味でブログっていい勉強ですね~(#^.^#)
なぜ理論が大事か改めて考える良い機会でした!(^^)!
ではでは♪
今週のお花
バラ、カーネーション、トルコキキョウ、てまり草、コニカル(トウガラシ)、アイビー、利休草