みなさん、同病異治(ドウビョウイチ)と異病同治(イビョウドウチ)という言葉を聞いたことありますか?

同病異治とは、同じ病であっても異なる治し方、異病同治とは異なる病であっても同じ治し方をする、というものです。

例えば、頭痛という症状があった時に、頭痛が起こるパターンは東洋医学でいう肝臓に異常があって起こるパターや“血”が不足して起こるパターン等様々あり、頭痛という同じ症状であっても、その症状が起こるパターン・メカニズムが異なれば違う治し方になる、これが同病異治。頭痛と腹痛という異なる症状であっても、これらの症状は同じく肝臓に異常があって症状が起こるケースがあり、その場合は異なる症状であっても症状が起こるパターン・メカニズムは同じですので、同じ治し方になる、これが異病同治ですね。

西洋医学では同一疾患に対して同じ治療を選択するケースがほとんどですので、「同病異治、異病同治」という考え方は、東洋医学と西洋医学の違いを大きく示す言葉ですね。

 

明日は日曜日。明日は小学校の運動会、という方も多いかと思います。

天気も良いみたいですし、皆さんケガのないように頑張ってください!

ではでは