こんにちは。
数日前は、日本列島をガバッと覆うような爆弾低気圧が発生して突然の雨嵐でビックリしました!
これはこれは、もしかすると新しい風が舞い込んできたのでしょうか!
という事で、いよいよ月曜日から本院が移転オープンします!笑
患者様がよりリラックスして治療を受けて頂けるように、新風本院長中心にスタッフ全員で準備して参りました。
【新】玄珠堂はこれまでよりも広くなり、廊下もホテルを思わせるような奥行き。
本院長の長い髪が床まで伸びても邪魔にならないように施されています。
皆さん、新たに変わる 【 藤本玄珠堂 】 乞うご期待くださいー!
さて、分院の私はと言いますとシルバーウィーク中に下痢が止まらなくなり、
連日トイレと親睦を深めてきました。。。
ホント、連休中で良かったです笑
初めは風邪が関与していると判断して、風邪を追い出す鍼治療をしましたら、
全身ジワッとした汗をかき、その後身体はスッキリしました。
しかし下痢は治らず。
新風先生にアドバイスを頂き、
連日続いた下痢は1時間の鍼治療で止まってしまいました!
お陰様で鍼の効果をさらに確信できました( ̄▽ ̄)
ここからは少し専門的な話になりますが、
中医学では一般的な下痢のことを【泄瀉(せっしゃ)】といい
大便が下るとすっきりして下痢が治るものをいいます。
しかし
私の下痢は排便後もスッキリせず、いくら下しても渋り腹が起こり、
ついには粘血便も出ていました。
これは泄瀉ではなく、【痢疾(りしつ)】と言います。
痢疾というのは
・風邪などの外邪の侵襲
・食生活の乱れ
・生活の過緊張やストレス
・脾腎の弱り
など様々な原因やきっかけで起こります。
今回の痢疾に対する処置は、
足の公孫穴に20分置鍼。
その後、天枢へ古代鍼を翳しました。
これがその時の治療前と治療後の舌写真です。
【左写真】真っ白の苔が生えていたものが、
【右写真】治療後では苔が薄くなり、舌の紅みが強くなりました。
この舌の苔は湿邪を意味しており
それが治療後に湿邪がましになっています。
しかし、治療後の紅みが強くなるのは身体に熱が残っていることを意味します。
実際の体感としても、口渇が強くなりました。
そこでさらに熱を取り除くための処置を加えました。
その時の舌がこちらです。
本来の舌の色に戻りました。
この事から私の場合は、
本来の溜まっていた湿邪に内熱が合わさって湿熱邪となり、
その湿熱邪が胃腸に欝滞して胃腸を弱らせていたところに、
風邪が引き金となり一気に下痢として吹き出したと考えます。
まさに、
天気が突然変わり蒸し暑くなったと思ったら
強風が吹き始めて豪雨が襲ってくるような感じ。
身をもって学ぶ鍼灸内科学。笑
夏から秋に変わり、陽から陰に変化するこの時期は、
身体全体の気も外向きから内向きになります。
すると暑い時期に比べ発汗量が減り、湿や熱等の邪気が体内に篭りがちです。
この時期に運動会があるように、意識的に発汗するのは良い事ですね。