小下先生のブログでもありましたが、この度結婚いたしました(^^♪

 

皆様、祝福のお言葉を頂きありがとうございます( ˘ω˘ )

 

結婚式当日は、凄まじいスピードで一日が終わりました!!

かなり緊張しましたが、お酒が入るにつれ、いつも通りの私が顔を出しました(‘ω’)ノ(笑)

これは友人が余興で作ってくれたものです|д゚)

余興で何をしたのかは、、、また直接私に聞いて下さい(^○^)笑

 

お忙しい中、院長並びに玄珠堂スタッフの皆様も、来て頂いて感謝感激です(>_<)

これからも温かく見守ってください( ◠‿◠ )

 

 

前回の続きを少し。李東垣の陰火についてまとめてみました。

今回かなりマニアックなのでブログをご覧の方、申し訳ございませんm(__)m

 

<李東垣:脾胃論 飲食勞倦所傷始為熱中論>

若飲食失節,寒溫不適,則脾胃乃傷。喜、怒、憂、恐,損耗元氣。既脾胃氣衰,元氣不足, 而心火獨盛。心火者,陰火也起於下焦,其系系於心。心不主令,相火代之。相火,下焦胞 絡之火,元氣之賊也。火與元氣不兩立,一勝則一負。1)

<李東垣:内外傷弁惑論巻上弁寒熱>

腎間受脾胃下流之湿気、閉塞其下、至陰火上昇2)

 

まず、心火(陰火)という表現があったので、最初は陰虚火旺のことを書いているのかなと思っていました。。。

陰虚というのは、体の陰(血、精、津液)が不足している状態で、その結果相対的に陽(熱)に偏っている状態です。でも、調べているうちに違った概念であることがわかりました。

 

  相火の概念もよくわからなかったので、同じ金元四代家の一人、朱丹渓の「相火論」を見てみました。

 

 君火は「君主」の火とされ、心に宿り、生命と意識そのもの。

相火は「宰相」の火であり、君火の命令のもと、腎から上に適切に昇って全身に熱を供給。

君火は生命そのものであるため邪となることはないが、相火は君主が弱まったり宰相の力が強くなりすぎれば反乱を起こし生体を焼き破壊する邪となる。3)

 

 ただ、この相火の概念も時代によって様々に変化します。とりあえず今は、金代の李東垣を中心に考察していきたいと思います。

 

 

この陰火、様々な解釈がありますが、私個人としての解釈はこうです。

 

陰火とは脾気虚により「脾主升」がうまくいかず、君火が養われなくなったため、相火に対する君火の統制が弱まり、湿気(水)が腎(命門相火)に下流して、水の制御を失った相火が暴走することによって生じる虚火である。4)

 

ここで少しずつ補中益気湯、甘温除熱法の意味が見えてきました!

補中益気湯は脾胃を補い、昇清作用を高め、虚火を抑えるを用いた方剤だったことを学びました。

 

まだまだ勉強不足の私ですが、間違っているところがありましたらご指導よろしくお願い致します。

 

このブログを通して少しですが古典に触れることができました。

一つを調べると、どんどん繋がりが出て来て、調べても調べても尽きることがなく、いつの間にか何時間も経っていることが多かったです(^^)

この人は誰の影響を受けてどう感じているのか(^<^)

その時代に合わせて考え方が変わり、そして今に繋がっているんだなと思うと、古典に触れることで、その著者と心を通わせているような感覚がします!

これからも古典に触れて学んでいこうと思います。

 

参考文献

1)李東垣:脾胃論 飲食勞倦所傷始為熱中論

2)李東垣:内外傷弁惑論巻上弁寒熱

3)加島雅之:火証に用いる方剤と運用 中医臨床145 20-24 2016

4)篠原明徳:陰火の2症例 中医臨床145 25-29,2016

今週のお花

アンスリウム、カランコエ、ワックスフラワー、ディアボロ、バラ、トルコキキョウ、利休草、アイビー、スターチス