立冬に入りました。
暦の上では、冬の訪れです。
冬の感情は、五行論では「恐」
何故、冬が「恐」なのかと説明するのは、時間があまりにもかかるので、割愛しますが、
確かに、冬は暗くて、寒くて、陰が極まる季節…
「喜」や「怒」よりも、やはり「恐」が似合うのです。
だから反対に、暑苦しい夏には、怪談話をして「恐」を取り入れて、涼もうとするのでしょうか?
そう、
立冬は、恐怖のはじまりです…(゚Д゚;)
さて、ますます寒くなってきて、風寒表証のある患者様が増えてまいりました。
*風寒表証(ザックリと言いますと風邪の気)
私も先日、寝冷えをしまして、
昼休憩中に電気毛布を「恐」にして、いや「強」にして横になっておりました…
しかしながら、それでも冷えは治らず…
喉も痛くなってきました…
午後の診療時間は迫っているし、体調不良で迷惑をかける訳にはいかない…
お灸をしようか…?
しかし、自分の背中や腕のツボにお灸をするのは難しい…
困った…どうしよう…時間もない…
そんな時に、思い付いたのが、
「火鍼(かしん)」です。
火鍼とは、いわゆる焼き鍼のこと。
針先を火で炙って速刺速抜をする方法。
怖い…
怖過ぎる…
勉強会で、院長が火鍼のデモをしてくださっていたので、やり方は概ね分かっておりましたが、
やはり見た目が怖い…
しかし、どれ程の効果があるのか、身を持って知りたいと思い、
恐怖におののきながら、鍼を火でガンガンに炙り、自分の外関穴へ
えい!やー!!🔥
ほんの一瞬、針先を皮膚に当てただけですが、
一気に背中に汗をかき、喉の痛さも瞬間的にその場で治りました…
そして、午後診はいつも通りに働けましたし、風邪症状も消滅しました…
スゴイ!!火鍼!!!
スゴイ!!外関穴!!!
私は、恐怖(冬)に打ち勝つことが出来ました。
*皆さん(患者様)は、危険ですのでマネしないで下さいね汗
*そもそも風邪を引かないように養生しましょうね←(゜゜)